理想のテレワーク移住先を考えてみよう
テレワーク移住ができる仕事であり決意が固まってきたら、具体的に準備を進めましょう。まずは移住先の選定です。あなたが理想とする移住先はどんな場所なのでしょう?
もちろん既に運命的に出会った理想の地域が決まっている人もいることでしょう。出身地へのUターンを考えてる人もいるかもしれません。移住先が決まっている人も振り返りの意味で試してみてください。思わぬ気づきがあるかもしれません。
自分の本当に望むものを掘り下げてみる
まずは自分の地方移住について掘り下げてみましょう。なぜ地方移住したいのか?(Why?)。地方移住で何を得たいのか?(What?)。どこへ移住したいのか?(Where?)。いつから移住したいのか?(When?)。いくらの費用まで許容できるのか?(How much?)。どんな生活環境を望んでいるのか?(How?)を表にしてみましょう。
Why? | なぜ地方移住したいのか? | (例)自然豊かな環境で暮らすことで趣味のアウトドアや音楽を毎日暮らしの中で楽しみたい |
What? | 地方移住で何を得たいのか? | (例)毎朝森の中を散歩してリフレッシュできる生活。周囲を気にせず楽器演奏ができる生活。週末アウトドア遊びができる生活。ただし現在の収入維持は譲れない |
Where? | どこへ移住したいのか? | (例)山に近い高原リゾート。軽井沢、八ヶ岳、安曇野あたりが候補 |
When? | いつ移住したいのか? | (例)現住所の賃貸更新となる1年後を目安に移住したい |
How much? | いくらの費用が出せるのか? | (例)中古でもいいが2000万円以内で購入できる物件。生活費は今の東京生活同等で考えている |
How? | どんな生活環境を望むか? | (例)部屋から美しい山が見えるウッドテラス付きログハウス。薪ストーブは欲しい。周囲100mには隣家がない。買物は車で20分程度で行けるところ。できればハザードエリア外で電車も利用できるところが望ましい。 |
この時点では場所や費用など詳細まで決まっていなくても構いません。はっきりと決まっているものはできるだけ具体的に記入していきましょう。
重要なのは表面的な環境(How?)ではなく本当に望むもの(Why?)
いちばん重要なのはWhy?やWhat?なのですが、ここから書き出すのは難しいかもしれません。書き出す順番はHow?から始めて上の欄を考えるほうが簡単だと思います。How?は具体的なモノであるのに対してWhy?What?は自分自身の価値観を言語化する必要があるからです。

あなたが本当に望んでいるもの(Why?)は案外言語化できていないもの。もやもやしたものの先にあるものを考えてみよう。
人は漠然と感じていても言語化できていない思いも多いのです。もやもやしたものを言語化する中で自分が本当に考えていたことに気づくこともあります。
そんな時は移住コーチなどと話しながら深掘りするのも有効です。ひとりで行うとこれまでの経験や無意識のバイアスに縛られて狭い視野で考えてしまうこともあります。コーチは本当に望むもの、優先順位を広い視野で問いかけることができます。
表面的な環境(How?)は柔軟に考えよう
この表は実際に現地を訪問したり、物件情報を収集する中で変わってくることもあるかもしれません。例えば予算内では薪ストーブはつけられないから不要、とか。買物が20分以内に限定すると物件が限られるのでもう少し許容範囲を広げる、などです。
逆にこれまで候補に入れていなかったエリアが実はWhy?やWhat?を満たしてくれるかもしれません。例えば当初考えていなかったが越後湯沢が一番自分のイメージに近かった、などのケースもあるかもしれません。
多くの人はHow?から考えます。薪ストーブのある家がいい。森の中のウッドテラスのある家がいい。などです。しかし予算や物件制約によってHow?が変わってもWhy?What?を満たしていれば満足する暮らしができるのです。逆にここを満たさずに表面的にいくつかのHow?を手に入れても満足はできないのです。上記の例で言うと、本当に欲しいものは薪ストーブやウッドテラスではなく、毎日リフレッシュできる自然豊かで静かな環境ですよね。
実際に現地を訪問して移住生活を想像しよう
数多く訪問し、色んな季節・天候を体験することが重要
望むものが明確になったら、実際にそのエリアを訪れてみましょう。できるだけ季節を変えて何回も訪れてみてください。雨の日、寒い冬など悪天候の季節も体験してみましょう。暮らしていく上では毎日が快適な天気とは限りません。悪天候の季節でも暮らしていく必要があります。夏は快適だったのに冬は厳しすぎて暮らせない。そんなミスマッチも予め体験しておくことで避けることができます。
色んな季節・天候を体験してみよう。移住すれば毎日快適な天候とは限らない。

また訪れたら少なくとも数日は連続してそのエリアで過ごしてみてください。数日以上過ごすことでエリアの様子もだいぶ分かるようになるでしょう。街の雰囲気や買い物事情など、肌で感じる情報が重要です。訪問の際は現地の不動産情報も調べておくとよいです。具体的に興味のある物件が出てくるとその土地への愛着も深まります。物件選びの詳細はまた別の章で詳しく記載します。
滞在コストを抑えるためにお得なサービスを活用しよう
何度も同じ場所を訪れる場合、都度ホテルを利用するのも高額になります。貸別荘や民泊施設、サブスクリプションなどを利用して滞在コストを抑える工夫をするとよいでしょう。全国に拠点がある代表的なサブスクリプションサービスや貸別荘チェーンを記載しておきます。詳しくは各Webサイトを参照してください。
- ADDress (多拠点生活サブスクリプション)
- ホビモ (多拠点生活サブスクリプション)
- セラヴィリゾート泉郷 (貸別荘)
自治体によっては移住支援制度があるところも
また、多くの自治体では移住相談窓口があります。移住者誘致セミナーや体験ツアーも多く開催されていますのでそれらを利用するのもよいでしょう。自治体によっては移住の際支援金が出るところもあります。条件は自治体ごとに異なるのでWebサイトなどで調べてみてください。
例えば山梨県北杜市ではテレワーク移住者に対して最大100万円の移住支援金制度があります。Webサイト記載の条件を満たす必要がありますが適用されれば大きなサポートとなるでしょう。
自分が本当に望む場所を見つけてテレワーク移住を目指そう
まずは自分が望む移住スタイルを整理してみましょう。言語化するのは難しく、またひとりで考えると無意識のバイアスにより考えが凝り固まってしまうこともあります。
TMRのライフデザインコーチはあなたが本当に望むものを掘り下げ、気づきを与えることができます。実際に八ヶ岳南麓へのテレワーク移住を行っているコーチがあなたの思考をお手伝いします。あなたも本当に望む場所を見つけてテレワーク移住を目指しませんか?
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