テレワーク移住の準備を始めよう
テレワーク移住が制度として認められていて、移住したいエリアが決まったら、いよいよ本格的に移住の準備をしましょう。ここからは移住の前に必要なことを書いていきます。
テレワーク移住に必要な行動や手続き
具体例があったほうが分かりやすいと思うのでここでは八ヶ岳南麓地域への移住を例とします。できる限り一般化しますので他の地域への移住を考えている人にも参考になるかと思います。
- 移住に関する手続き
- 勤務先へのテレワーク移住申請(居住地変更申請など)
- (利用する場合)移住先自治体への移住支援金の申請
- 住民票の転出・転入
- 水道ガス電気など基本インフラ解約に関する手続き
- 引っ越しの手配
- 居住地選びに関する行動・手続き
- 居住物件探し(賃貸または購入)
- 居住物件入手に関する手続き(賃貸または売買契約。購入の場合ローン契約、登記など)
- 水道ガス電気など基本インフラ新規契約に関する手続き
- 新生活で必要なもの(居住地以外)に関する行動・手続き
- 家具、家電など生活用品準備に関する行動
- 居住地のテレワーク環境整備(WiFi契約、仕事環境整備など)
- 車の購入または所有車のナンバー登録変更
一見するとたくさんの項目だがテレワーク移住固有の手続きは少ない
箇条書きにするとたくさんあって大変そうに見えますね。実際地方移住に憧れつつも実行できていない人の多くはこの準備の多さに諦めています。でもよく見てみると、ほとんどは普通の引っ越しでも発生するものですよね。

地方移住に向けた準備や手続きは大変だ。しかし多くは普通の引っ越しと同じ手続きで固有のものは少ない。
実はテレワーク移住固有の手続きは以下のふたつだけなのです。
- 勤務先へのテレワーク移住申請(居住地変更申請など)
- (利用する場合)移住先自治体への移住支援金の申請
ただし、地方移住の場合、現居住地と移住先が離れているので物件探しに労力がかかります。都度現地に行かなくてはならないからです。そこで八ヶ岳南麓を例にとって居住物件探しについて少し整理してみましょう。
テレワーク移住の物件探し(八ヶ岳南麓の例)
八ヶ岳南麓で賃貸物件を探す
実は八ヶ岳南麓の賃貸物件はあまり多くありません。小淵沢駅周辺などにいくつかアパートがありますが主に単身者向けで広い間取りのものは限られています。
一戸建ての賃貸も少ないですが見つけることができます。物件が限られるためいくつも比較できるほどの数はありませんがHomesやSUUMOなど一般的な賃貸物件検索サイトで調べてみましょう。
なお、八ヶ岳南麓での賃貸事情はこちらのブログ、ヤツナビの記事で紹介しているので併せて参照してください。
八ヶ岳南麓で中古物件を探す
八ヶ岳南麓には多くの別荘地があり、中古別荘も販売しています。オーナーの高齢化などの理由で別荘を手放すケースもあり、定常的に中古物件が出てきます。
価格は400万〜2500万円程度が一般的です。手頃なものもあり、ログハウスなどは古くなってもあまり建物が傷まないので割安に物件を見つけたい人にお勧めです。現物があるので移住後の生活もイメージしやすいと言えるでしょう。ただし低価格のものはある程度の修繕費用も覚悟しておきましょう。
低価格物件の実情についてはこちらのブログ、ヤツナビの記事で紹介しているので併せて参照してください。
中古物件は割安で現物を見ることができるのがメリット。すぐに移住できるのも魅力だ。

別荘地以外にも中古一戸建てはもちろんあります。中には立派な古民家やリーズナブルな物件もあります。八ヶ岳南麓の不動産をWeb検索し、気になった物件の業者へ問い合わせるとよいでしょう。
八ヶ岳南麓で新築物件または土地を探す
八ヶ岳南麓では新築物件や更地の販売も行っています。デベロッパーが複数軒をまとめて建てる分譲地も何箇所かあります。さながら郊外の新築分譲地のように、きれいに区画されています。新築の場合は3000万円程度から、が相場のようです。

理想の土地を探して理想の家を建てる。費用も工期もかかるが理想の物件を手に入れることができる。
新築だけでなく土地の販売も多く出ています。この場合居住者が好み通りの物件を建てられるのがメリットです。一方で多くの場合上下水道の引き込みや木々の伐採など大規模な工事を必要とします。工期も長くなりますし、費用も大きくなります。理想の場所に理想の物件を求めたい人にお勧めです。
土地を手に入れ、住居はトレーラーハウスを利用するなどの工夫をすれば2000万円程度で家を建てることもできるでしょう。
(参考)八ヶ岳南麓の不動産情報サイト
八ヶ岳南麓で不動産情報を提供しているサイトは多くあります。これらは一例なので他の業者も含めて積極的に調べてみると良いでしょう。
(参考)別荘地とそれ以外の比較
なお、ここで別荘地とそれ以外の地域の違いをまとめておきます。別荘地とは特定の企業が管理しているエリアです。別荘地では管理している業者へ支払う管理料が発生します。マンションの管理費のようなものです。これはゴミ収集や共有部分(道路など)清掃などの管理サービスへの対価です。
八ヶ岳南麓の別荘地についてはこちらのブログ、ヤツナビの記事で紹介しているので併せて参照してみてください。
一方、別荘地以外の場合は管理料は発生しません。ゴミ収集や地域の清掃は自身で行うか、もしくは自治会や組と呼ばれる地域コミュニティが担います。自治会費はありますが別荘地の管理費よりはやすいのが一般的です。これはゴミステーション運営や清掃を地域が自治しているためで当番制で住民が参加して管理しています。
居住物件が決まれば後は大きな手続きではない
テレワーク移住といっても必要な行動・手続きは普通の引っ越しと変わりません。物件選びが遠方なので労力がかかりるのが難点です。
移住先の場所選びの際には何度も現地に滞在することをお勧めしています。現地滞在の際に物件選びを兼ねると効率よく進めることができることでしょう。
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