40代はキャリアの転換期。ライフステージも大きく変化
40代はキャリアのターニングポイントと言われています。これにはいくつかの理由が挙げられます。
- 結婚や育児などライフステージの変化が多い
- 10年以上の経験を積み、仕事から得られる幸福度、成長実感が低くなる
- 自己啓発や学習に時間がかけられずキャリアの差が広がりやすい

ライフステージの変化も多い40代。キャリアの重要な転換期だが、なかなか時間を割けない実態も。
自分のキャリアについて考えてみよう
同じ仕事を続けることが正解なのか?職場には目指したいロールモデルになる先輩も見当たらないし。周囲には転職や複業を始める人も多いけれど相談できる相手もいないし。管理職を目指すか、エキスパートを目指すか。それともいっそ独立するか?とはいえ、いつまでも夢を追いかけられる歳でもないよな。。
しかし一歩踏み出してみればあなたには無限の可能性があるはずです。さあ、「あなただけ」のキャリアをデザインしてみませんか?
Must(譲れない条件)について考える
自分にとってどうしても譲れない条件(Must)を定めよう
今回は「譲れない条件」を定めてみましょう。キャリアデザインで有名な「Will – Can – Must」フレームワークでの「Must」にあたります。

キャリアデザインは「Will – Can – Must」で考える。Mustとは仕事を選ぶ上での「譲れない条件」を示す。
キャリアデザインでは「Will – Can – Must」というフレームワークが有名です。これは元々はリクルートが考案したものです。Will(取り組みたいこと)、Can(強みと課題)、Must(組織のミッション)と3つの要素に分け、社内人材育成のツールとして利用しています。
しかし個人のキャリアが転職、複業、独立・起業など多岐に渡る現在、特定組織での取り組みたいことやミッションだけではキャリアを考えにくくなっています。そこでTMRではWill – Can – Mustを以下のように再定義しています。
Will(やりたい仕事):あなたが目指すキャリア目標。ありたい姿を指す
Can(必要な資源):Willを実現するために必要な能力・経験・資金などのリソース
Must(譲れない条件):あなたがWillを手に入れる際に譲れない条件
Must(譲れない条件)はあなたのWill(やりたい仕事)を現実的にするための視線です。
やりたい仕事を手に入れる、ということは変化する、ということです。どんなに素晴らしい夢でも、変化には必ず副反応があります。
その副反応が手に入れたもを上回る害を与えるならば、その変化には意味がありませんよね。どんな副反応があり、それはどの程度許容できるものなのか?それを考えるのがMustの視線です。
譲れない条件にはどんなものがあるのだろうか?
ここでMust(譲れない条件)について少し考えてみましょう。
例えばあなたが長年の夢として会社員を辞めてでもカフェを開業したい、と考えていたとしましょう。明確なWill(やりたい仕事)です。
ではやりたい仕事を現実的なものとするためにMust(譲れない条件)を考えてみましょう。具体的には犠牲にできるものと譲れないものについて考えてみます。
例えばカフェを開業できるなら今より年収が下がっても良い、と考えていたとします。しかし生活を続けるためには年収400万円レベルは絶対に下回れない、と考えているならば、Mustは年収400万円レベル以上である、ということになります。(今よりは収入が下がっても良いが年収400万円は絶対に譲れない)
Will(やりたい仕事)とMust(譲れない条件)は相反するもの。その中で本当に「譲れない」ところを探すバランス感覚が求められる。

同様に、休日や残業などライフワークバランスはどうでしょう?夢のためなら休みは減っても構わないと考えるかもしれません。一方で自分の自由な時間がなければ素晴らしいカフェを続けるインスピレーションを得られないかもしれません。ではどの程度なら許容できて、どの程度なら譲れないでしょうか?
家族との時間を維持できること、自宅でリモートワークできること、など人によりさまざまなMustが考えられますね。
Must(譲れない条件)を満たさない夢は、やがて行き詰まる
Must(譲れない条件)を満たさない場合、どうなるのか考えてみましょう。せっかくやりたい仕事を手に入れたとしてもMust(譲れない条件)を満たさない場合、やがて行き詰まります。
例えば夢を掴んでも、家族を養う収入を得られないならば、その仕事はやがて行き詰まりますよね。Mustの条件は収入だけではありません。あなたが望まないスタイルを続けるのもやがて行き詰まってしまいます。Must(譲れない条件)を考える時は自分の本質と照らし合わせみましょう。

Must(譲れない条件)を満たさない夢を掴んでも、その夢は行き詰まってしまう。永続できる夢を手にいれるためにも冷静なMustが必要。
Must(譲れない条件)を自分の本質と照らし合わせる
Will(やりたい仕事)を考える時に、あなたの本質(ニーズやアイデンティティ)について深掘りをしましたよね。
Must(譲れない条件)を考える時にも、あなたの本質(ニーズやアイデンティティ)について考えることは重要なのです。例えば、競争をしたくない、というニーズ、アイデンティティの人が、集団の中でトップにならねばならないMustを定めたとします。
この場合、どうしても自身の本質とは異なる行動を続けなくてはなりません。トップを目指すことは悪いことではありません。しかし、トップでなくてはならない、とMustを設定するならば常に競争を続ける必要があります。これは競争をしたくない、というあなたの本質と矛盾してしまうので、その仕事はやがてあなたを疲弊させていくでしょう。
Must(譲れない条件)は絞って定めよう
Must(譲れない条件)を考える時に重要なのは、理想的な条件を挙げるのではなく、本当に「譲れない」条件だけに絞ることです。理想を考えることは素晴らしいことです。好きな仕事をして、充分な収入を得て、自分の時間もたっぷり楽しめて、、、。本当にそのような仕事で成功できれば理想的ですよね。
でも理想の環境ばかりを追い求めると実現可能性が下がってしまいます。あなたには既に定めたWill(やりたい仕事)があります。夢を変化を恐れて諦めてしまうのはもったいないことですよね。なのでMustは本当に譲れない、いくつかのものに絞ることが重要なのです。
自分のキャリアは自分で決める。しかしひとりで悩む必要はない
とはいえWill(やりたい仕事)とMust(譲れない条件)は相反しやすいものです。ひとりでこのバランスを取って進むのは難しいことでしょう。
特に40代は経験を積んでいるからこその固定観念(バイアス)が強くなる年代です。ひとりで考えると今の延長線の姿しか想像しづらい傾向もあります。
セルフキャリアデザイン・プログラムならプロコーチがあなたと伴走します
そこでおすすめなのがプロのコーチと一緒にキャリアデザインをすることです。TMRのセルフキャリアデザイン・プログラムなら体系だった講義とコーチングの組合せで「あなただけ」のキャリア目標を定めることができます。
目指すポジション、より高い収入、もしくは自己実現できる働き方かもしれません。自分でデザインした「あなただけ」のキャリア目標、セルフキャリアデザイン・プログラムで叶えましょう。
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40代のキャリアデザインが今後の生き方を決める
合同会社TMRでは40代のキャリアデザインを支援しています。「新しい働き方。暮らし方」でハッピーになるためには自らキャリアをデザインしていくことが不可欠と考えるからです。
40代のキャリアデザインに関してはこれらの記事も参照してください。
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