ニュース

【自社事例】従業員1名でも「世界標準」の執務環境を。TMRの「フルクラウド+Chromebook」構成図を全公開

作成者: 玉利 裕重|Feb 4, 2026 9:36:57 AM

【30秒でわかる本記事のまとめ】

  • 脱・Windowsの選択: 端末にChromebookを採用。端末にデータを残さないため、情報漏洩リスクが低く、高額なウイルス対策ソフトも不要

  • バックオフィスの自動化: freee会計を中心に銀行・クレカを同期。経理から契約(Dropbox Sign)までをSaaSで完結し、転記作業をゼロに

  • フロントオフィスの統合: 顧客情報は個人管理せず、HubSpotに集約。名刺管理(Eight)も活用し、1名体制でも組織的な営業を実現

  • スケーラビリティ: サーバー不要のフルクラウド構成のため、将来従業員が増えても、アカウントを追加するだけで即座に対応可能
TMRってどんな会社なの?代表はどんな人なの? → よかったらこちらも参照ください

はじめに:「紺屋の白袴」にならないために

「DXコンサルタントと言うけれど、TMR自身はどんなツールを使っているの?」 お客様からよくいただくご質問です。

合同会社TMRは、小規模事業者の皆様にDXを提案する立場として、まず自社が実験台となり、最新かつ最適なSaaSの組み合わせを実践しています。

今回は、従業員数名の企業から20名規模までそのままスケールできる、当社の「フルクラウド+Chromebook」のIT環境(ソリューションマップ)を包み隠さず公開します。

概要:TMRのITソリューションマップ(全体像)

まずは、こちらの構成図をご覧ください。これが現在のTMRの「心臓部」です。

コンセプトは非常にシンプルです。 「サーバーを持たない(フルクラウド)」「端末にデータを残さない(Chromebook)」。 この2つを徹底することで、1人企業であっても大企業並みのセキュリティと生産性を実現しています。

それぞれの領域について、具体的なツールの選定理由と活用法を解説します。

ポイント1:Chromebook+GWSが「情シス」代わり

TMRでは端末としてWindowsやMacではなくChromebook を採用、IT基盤・セキュリティを強化しています。Chromebookというと教育現場で利用するような安価ですが性能も低い製品を想像しがちです。ですが今はChromebook Plusという製品カテゴリーがあり、ビジネスでも十分利用できる製品も出ています。

  • デバイス管理: Chromebook + Google Workspace (GWS)

  • セキュリティ: Chromebookの標準機能(EPP/EDRソフトは不使用)
  • SSO(シングルサインオン): GoogleアカウントのSAMLを利用

なぜこの構成なのか?

Windows PCの場合、ウイルス対策ソフト(EPP/EDR)の管理や、OSのアップデート管理に膨大な手間がかかります。

Chromebookであれば、データは全てクラウドにあるため、ウイルス対策ソフトは不要。端末の管理もGoogleの管理画面から一括で行えます。「IT担当者がいない」小規模企業にとって、「管理業務が発生しない」ことこそが最大のセキュリティ対策になります。

ポイント2:freeeを中心としたバックオフィス自動化

  • 会計・経理:freee会計

  • 電子契約:Dropbox Sign(Dropboxに付属)

  • (労務・経費):※現在は1名体制のため利用なし

バックオフィスの核は、やはりfreeeです。 銀行口座やクレジットカードを同期させ、経理処理の9割を自動化しています。現在は1名体制なので利用していませんが、従業員が増えた際には「freee人事労務」や「freee経費精算」を追加するだけで、入社手続きから給与計算までが統合されたERP環境が完成します。

契約書締結にはDropbox Signを採用。Dropboxに付属する機能なので追加で電子契約ソフトを購入する必要がありません。操作も簡単。Dropbox上のファイルを右クリックするだけで署名依頼が送れるため、契約業務が数分で完了します。

ポイント3:HubSpotで自動化。「記憶」を記録へ

  • 営業・マーケティング・顧客管理:HubSpot

  • 名刺管理:Eight

「お客様といつ、どんな会話をしたか?」 これを個人の記憶やExcelに頼るのをやめ、全ての顧客接点を HubSpot に集約しています。Webサイトからの問い合わせ管理、メールのやり取り、商談の進捗まで、HubSpotを見れば全てがわかります。

名刺管理には日本企業に馴染み深い Eight を併用。頂いた名刺は即座にデジタル化しています。HubSpotでも名刺を撮影した情報を自動登録する機能があるのですが、ちょっと使いにくいんです。一旦Eightで登録しておくことで万が一異なるCRMへ移行しても名刺情報が残るのも安心です。

ポイント4:仕事はGWSで。情報共有は相手に合わせて柔軟に

  • ベース:Google Workspace (Gmail、カレンダー、Meet, Drive、オフィスツール)

  • チャット:顧客にあわせてChatwork、Slackを併用

  • Web会議:顧客にあわせてZoomを併用

  • ストレージ:大きなファイルの共有のためにDropboxを併用

基本的には Google Workspace ですべて完結できる環境ですが、コンサルタントという仕事柄、クライアントの環境に合わせる柔軟性も必要です。

「うちはChatworkだから」「Zoomで会議したい」というご要望にスムーズに応えられるよう、主要なコミュニケーションツールを併用しています。GoogleアカウントによるSSO(シングルサインオン)でセキュリティとログインの利便性を両立しています。

ポイント5:クリエイティブも決済も。高品質を内製化

  • 画像編集:Canva

  • 動画収録・配信:StreamYard、Vimeo

  • キャッシュレス決済:Square

小規模事業者でも、情報発信のクオリティには妥協すべきではありません。Canvaを使えばデザイナーがいなくても洗練されたバナーが作れます。StreamYardVimeoを組み合わせれば、ウェビナーやお客様への解説動画もプロ並みの品質で作成・配信可能です。

無料ウェビナーはYouTubeライブを利用していますが、規約上YouTubeでは有料コンテンツを配信できないのでオンライン講座など販売しているものはVimeoを利用しています。

結論:小規模事業こそ「フルクラウド」の恩恵を

ご覧いただいたように、TMRの社内には物理的なサーバーも、紙の書類も、管理が面倒なWindows PCもありません。

  • パソコンが壊れても、新しいChromebookでログインすればすぐに業務復帰できる

  • カフェでも自宅でも旅先でも。どこでもオフィスと全く同じ環境で仕事ができる

  • 高額なセキュリティソフト代やサーバー代がかからない

これが、TMRが実践し、推奨する「従業員20名以下のためのDX」の姿です。

専任のIT管理者がいないなら「管理しないIT環境」を選びます。人手が足りないなら「ITツールで自動化」を進めます。リソースが限られる小規模事業だからこそ「フルクラウド+Chromebook」のメリットは大きいと考えています。

案内:中小企業のDXならTMRへご相談ください!

中小企業(特に従業員20名以下)やひとり法人でもっとも貴重なリソースは人員です。IT環境の管理や無駄なプロセスはできるだけ排除し、少人数で効率的にビジネスを進めましょう。

合同会社TMRは自社ITのすべてをクラウド(SaaS)で実現しています。予算が限られる中小企業だからこそ、ITツールの選定にはコストパフォーマンスを意識したいものです。低コストで効果的なDXを目指すならTMRへご相談ください!