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奥多摩の観光事業者「東京マウンテンツアーズ」様の事業戦略を整理するワークショップを開催しました

作成者: 玉利 裕重|Dec 22, 2023 8:53:01 AM

奥多摩エリアは東京都ながら豊かな自然が残るエリアです。この奥多摩エリアの魅力を伝える地域特化型観光事業者である「東京マウンテンツアーズ」様の事業戦略を整理するワークショップを開催しました。

TMRってどんな会社なの?代表はどんな人なの? → よかったらこちらも参照ください

「わたしにあうたび。」東京マウンテンツアーズ

今回ワークショップを開催した「東京マウンテンツアーズ」は株式会社グッドライフ多摩(東京都立川市)が運営している地域観光事業です。奥多摩エリアを中心に主に1Dayツアーを企画・運営しています。単なる奥多摩観光ではなく地域を愛するひとと一緒に地域課題を学び、地域の魅力を体験するツアーを手掛けています。

東京マウンテンツアーズのツアープランナー青木様とは先日の立川観光コンベンション協会のセミナーで出会いました。僕は八ヶ岳南麓に拠点がありますが元々は東京・多摩地区出身です。このツアーについては以前からSNSで見かけていて、単なる観光だけでなく地域文化の紹介も行っていて素敵な会社だな、と思っていました。

山も川もグルメも信仰も。奥多摩エリアには魅力がいっぱい!

奥多摩エリアには魅力的な体験がたくさんあります。すぐに思いつくのは山ですね。奥多摩は登山やハイキングで人気のエリアです。でも東京マウンテンツアーズはもっと多くの魅力を発信しています。例えば川。そもそも東京都が東西に長い形をしているのは多摩川の水源を確保するためです。また川を堰き止めたダム湖もあり、SUPや川下りなどのウォーターアクティビティも充実しています。

この豊かな水を活かした酒蔵もあります。奥多摩では清流を活かしてワサビが作られ、里山には新しく農業を試みるひとたちもいます。なんとワイナリーもあるそうです。さらに御岳山は古くから信仰の山であり今も宿坊が多く残っています。そんな多彩な奥多摩エリアの魅力を存分に体験できるようなツアーを提供するのが東京マウンテンツアーズです。

同じ夢を抱いていても同じことを考えているとは限らない

東京マウンテンツアーズでは地域を愛するガイドと連携してツアーを開催しています。ガイドはみな奥多摩エリアの魅力を広めたいという同じ夢を抱いています。ですがそれぞれ立場や背景が異なるので必ずしも運営会社とまったく同じこと考えているとは限りません。

しかも今回は新規事業立ち上げのタイミング。ガイドを含めた運営チーム全体で目線合わせが必要でした。

ワークショップで新規事業の目線合わせと言語化を行う

そこで今回ワークショップでは新規事業の目線合わせを意識。1日で行える範囲として以下のアジェンダを設定しました。

  1. 新規事業の目線合わせ(目指すべき姿、避けるべき姿など)を言語化する
  2. 新規事業のペルソナを設定する
  3. カスタマージャーニーのプロトタイプを描く

ペルソナとカスタマージャーニーは1日で行うため仮説に基づくプロトタイプまでです。ここから事業に落とし込むためにはペルソナへのヒアリングなどを行い仮説の検証が必要です。しかしプロトタイプがあることで検証すべき点も具体的に絞ることができるようになります。

同じ夢を抱いているからこそ具体的なすり合わせが重要

今回の参加者はみな奥多摩エリアの魅力を広めたい、地域に貢献したい、という同じ夢を抱いています。一見するとワークショップがなくとも同じ目標に進むことができそうです。

実は同じ夢を抱いているチームだからこそ言語化による具体的なすり合わせは重要なのです。以心伝心--きっと同じ思いでいるはず。そんな小さな思い込みが細部でのギャップを生みます。また同じ夢を抱いているからこそ思い込みの修正が難しいのです。

そこで詳細を固めてしまう前に全員の意見を集め具体的なすり合わせが重要なのです。ワークショップでは全員の発言を促し、ひとりひとりの意見を尊重して行います。これは詳細に落とし込む際の思い違いリスクをできる限り小さくするために有効です。

ワークショップ受講者の声を紹介します

今回ワークショップに参加いただいた方からコメントを頂戴しています。

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