【30秒でわかる本記事のまとめ】
「お客様から電話でクレームがあった。内容はメモに残したけど、対応するのを忘れてしまった…」 「営業から引き継いだ案件、やるべきことがタスクに羅列されすぎていて、全体像が見えない…」
HubSpotは多機能がゆえに、情報を残す場所がいくつもあります。 特に「メモ」「タスク」「チケット」の3つは、役割を明確に定義しないと、チーム内で情報が散乱し、「言った言わない」のトラブル原因になります。
今回は、小規模チームが最も効率よく連携するための「使い分けの正解」を解説します。
メモ機能は、「起きたこと(過去)」や「状況(コンテキスト)」を記録する場所です。 ここには「期限」や「ステータス」はありません。
「来週火曜日に見積書を送る」とメモだけに書いて終わる。
結論:メモは、「未来の自分やチームメイトが、その顧客の状況を一瞬で理解するための引き継ぎ書」です。
タスク機能は、「これからやること(未来)」を管理する場所です。 必ず「期限」と「担当者」がセットになります。
「クレーム対応の進捗」をタスクのコメント欄で延々とやり取りする。
結論:タスクは、「期日が来たら通知を出し、完了チェックを入れるだけのシンプルなTo Do」です。
チケットの使い方で悩む人も多いと思います。チケットは「問い合わせ」や「依頼」を解決まで導くための「管理カード」です。
「未着手⇒作業中⇒顧客確認待ち⇒解決」といったパイプライン(ステージ)で管理できるのが最大の特徴です。
「不具合の問い合わせ」を、個人のGmailやHubSpotの受信トレイだけで処理する。
結論:チケットは、「完了」まで複数のステップや日数がかかる業務を管理する場所です。
では、実際にこれらをどう組み合わせるか、営業からサポートへの引き継ぎシーンで見てみましょう。
今回は既存顧客から「機能追加の相談」と「不具合の報告」を同時に受けた場合を例とします。
「お電話にて、新プランへのアップグレードに興味ありとのこと。ただし、現在はログインできない不具合が発生中で困っている様子。まずは不具合解消が優先。」と記録を残す
まずメモで事実を記録します。これをコンタクト(顧客)、会社、取引などと関連付けることで履歴として残すことができます。
チケットを切ることでサポートへ不具合対応をキックします。サポート部門の中で進捗を共有できるので対応の漏れ抜けを防ぐことができます。
タスクを設定することで忙しいなかでも忘れずにアップグレード提案を行うことができます。期限を少し先に設定しておくことが備忘につながります。
このように使い分けることで、
という、漏れのない体制が作れます。
HubSpotは魔法の杖ではありません。入力する人間が「どこに何を書くか」を迷っていると、単なる「高機能なメモ帳」に陥ってしまうこともあります。
今回はよくあるHubSpotのお悩みである「メモ」「タスク」「チケット」の使い分けを紹介しました。
この3つの原則をチームに浸透させるだけで、社内のコミュニケーションコストは激減し、顧客対応のスピードは劇的に向上しますので試してみてください。
中小企業(特に従業員20名以下)やひとり法人でもっとも貴重なリソースは人員です。営業やサポートが効率的に連携できてこそのCRM。ちょっとした使い方の工夫で社内のコミュニケーションと顧客対応を改善できます。
「うちはどう設定すればいい?」
「チケットのパイプライン設計が難しい」
そんなお悩みがあれば、ぜひご相談ください。合同会社TMRが小規模事業者の業務フローに合わせた最適なHubSpot設計をご提案します。