外部人材・組織と連携してイノベーションを進めるオープンイノベーション。TMRは中小企業がイノベーションを進めるにはこのオープンイノベーションが有効だと考えています。
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中小企業こそオープンイノベーションが必要であるーーこれは日頃中小企業向けコンサルティングを行なっている中で実感していることでした。(オープンイノベーションの前にそもそもイノベーションについて知りたい方はこちらの記事も参照してください)
物価上昇に伴うコスト増で利益が削られていく。2023年版中小企業白書によれば物価上昇が利益を圧迫している、と答える経営者は年々増え2022年には65%を超えています。
これを解決するには理論的に考えて以下の3つしか方法はありません。
残念ながらいずれも一筋縄ではいけません。
人手不足も続いており特に中小企業では採用難が顕著となっています。新商品・サービスの開発、ビジネスプロセス変革といったイノベーションを社内人材だけで行える中小企業はレアケースと言えるでしょう。
2023年版中小企業白書によれば企業規模が小さいほどイノベーションへの取り組みは遅れています。イノベーションを実現できている小規模企業は大企業の半分以下、中規模企業と比べても3割以上も低く、24.9%に留まっています。
中小企業でイノベーションが進まない理由は人材不足です。2023年版中小企業白書ではイノベーションが進まない理由として人材不足を挙げている経営者は86.7%。これは資金不足という回答より74%も高い値です。特にビジネスプロセス・イノベーションに必要なIT・デジタル人材は90%以上の経営者が不足と回答しています。
IT・デジタル人材とひとまとめにしてもその領域は多岐にわたります。ITによるプロセス変革、DXによる新規事業創出、デジタルマーケティングによる効率的な営業体制...これらをひとりで対応できる人材は市場にもほとんどいません。
ただでさえ人材が足りないIT・デジタル領域で複数の高度人材を確保するのは現実的には不可能と言えるでしょう。
中小企業が現状を打開するにはイノベーションは必要。けれども社内にはイノベーションを進める人材がいない(採用もできない)としたらどうしたら良いのでしょうか?その答えがオープンイノベーションです。オープンイノベーションとは以下のように定義されています。
「組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすこと。」(ヘンリー・チェスブロウ/ハーバード大学経営大学院教授)
外部人材の活用はこれまでも外注化として行われています。
これら従来型の外注化は社内のやり方は既存プロセスのまま、なんら変革は起こりません。既存プロセスを維持しつつ外部リソースを買っているだけです。しかしオープンイノベーションでは外部の人材・組織と「事業」を構築していく、という点がこれまでとは異なります。
例えばこちらの事例はChatwork株式会社がTMRと共にパートナービジネス戦略を構築したものです。外部の専門性を持った人材を活用して短期間でビジネス戦略を描いています。このように外部人材と共に「事業」を構築していくのがオープンイノベーションです。
TMRではあなたのオープンイノベーションを推進します。
外部の目線から新しい気づきを得たいと感じたらお気軽にTMRへご相談ください。