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HubSpot Starterプランでマーケティングコンタクトを1000件未満に管理する

HubSpot Starterプランはコストパフォーマンスに優れたCRMですが、マーケティングコンタクト数が1000件を超えると追加料金が発生してしまいます。せっかく低コストでの運用を目指しても無意味なマーケティングコンタクトで追加料金が発生しては困ります。今回はマーケティングコンタクトを適正な数で管理する方法をお伝えします。

TMRってどんな会社なの?代表はどんな人なの? → よかったらこちらも参照ください

 

課題:HubSpot Starterプランでは1000件を超えるマーケティングコンタクトで追加料金が発生する

HubSpotは、マーケティングとカスタマーサポートを統合的に管理できるCRMツールとして、多くの企業に導入されています。特にマーケティングオートメーションの機能が充実しています。低価格でフォームによるコンタクト収集やマーケティングメールの配信が簡単にできるのが魅力です。

一方で、Starterプランではマーケティングコンタクトが1000件を超えると追加料金が発生します。せっかく低価格なStarterプランを選んでも追加料金で高額になっては意味がないですよね。

マーケティングコンタクトとは?

HubSpotで管理されるコンタクトのなかでマーケティングメールを一斉配信できるコンタクトのことを指します。例えばフォーム送信で問合せをしてきたコンタクトをマーケティングコンタクトに追加することで見込み客リストを拡充していくことができます。

提案:定期的なマーケティングコンタクトの削除を行う

マーケティングコンタクトにメールマガジンなどを配信しても、開封しない読者は必ずいます。明示的な配信停止(オプトアウト)はないものの、登録しただけで開封しないマーケティングコンタクトを定期的に削除することで1000件以内に収めやすくなります。

実は、HubSpotではマーケティングコンタクトではなくてもone-on-oneメールは送信可能です。コンタクトとしては残しておいて、マーケティングコンタクトの枠はきちんと開封してくれる読者のために活用しましょう。

とはいえ定期的なマーケティングコンタクトの削除は面倒ですよね。なにかいい方法はないでしょうか?それにはコンタクトの「詳細なフィルター」を活用して定期的に削除候補を洗い出すのが有効です。

具体的な方法

1. 削除候補のマーケティングコンタクトを抽出する

毎月など定期的に行うのが効果的です。Starterプランではワークフローなど自動化の機能が使えないので手動になりますが「詳細フィルター」を使うことで簡単に削除候補を抽出できます。

  • ビューを追加:「コンタクト」から「+ビューを追加」→「新しいビューを追加」を選びビューを追加する。「マーケティングコンタクト削除候補」などわかりやすい名前を付けておきましょう
  • 条件を設定:「詳細フィルター」を選択。「フィルターを編集」ボタンで条件を選ぶ

グループ1

マーケティング コンタクト ステータスが次のいずれかである:マーケティングコンタクト 

AND

開封されたマーケティングEメールに値がない 

AND

マーケティングEメールの最初の送信日がつぎの値よりも前:YYYY/MM/DD

YYYY/MM/DD1年前とか6ヵ月前など、少し期間を長くとるのがポイントです。それだけの期間一度もメールを開封してくれない読者であれば削除して枠を残す方が有効でしょう。

もしくは

配信されたマーケティングEメールが次の値よりも大きい:10 

のように配信したマーケティングEメール件数で条件を付けてもいいでしょう。

またマーケティングメールは読者が明示的に配信停止(オプトアウト)することができます。配信停止を希望しているコンタクトもマーケティングコンタクトとして残すのはもったいないですよね。

そこで「詳細フィルター」に以下の条件を追加します。

ーーーORーーー

グループ2

マーケティング コンタクト ステータスが次のいずれかである:マーケティングコンタクト 

AND

全てのEメール配信を停止済みが次の値と等しい:True 

これで削除候補となるマーケティングコンタクトを抽出できます。

2. マーケティングコンタクトから削除する

マーケティングコンタクトから削除すべきコンタクトが抽出できたら実際に削除を行いましょう。

  • 対象コンタクトを選ぶ:「詳細フィルター」条件に合致するコンタクトを表示 → 「名前」の隣のチェックボックスを選択
  • 「その他」→「マーケティング対象外のコンタクトに設定」を選択。確認画面が出るので削除を実施

これで翌月1日に一括でマーケティング対象外のコンタクトに設定されます。

注意1:マーケティングコンタクトの削除は月1回しか行われない

HubSpotのマーケティングコンタクト削除は翌月1日にまとめて行われます。「マーケティング対象外のコンタクトに設定」を選んでも当月中はマーケティングコンタクトのままなのです。

一方でマーケティングコンタクトが1000件を超えた場合の追加請求は超過した時点で即発生します。つまり月の途中で1000件を超えてしまった場合は追加料金が発生してしまうのです。

これを防ぐためには900件程度になる前にマーケティングコンタクトの整理が必要です。マーケティングコンタクトが700件を超える程度になったら毎月この作業を行って適正なマーケティングコンタクト数を維持するのがおすすめです。

注意2:(売り込みなど)無意味なマーケティングコンタクトを収集しない

お問合せフォームからのコンタクトは貴重な見込み客情報です。1件でも多く収集したい気持ちはわかります。でも無意味なマーケティングコンタクトで1000件の枠を消費してしまうのはもったいないですよね。

お問合せフォームからの送信はすべてが見込み客とは限りません。逆に売り込みの問合せも多いものです。マーケティングコンサル業者や営業代行業者など、無差別にフォームへ問い合わせる業者も増えています。

それら無意味なマーケティングコンタクトは定期的に削除し、1000件の枠に余裕を残すように管理してください。売り込み業者も顧客になる可能性はありますから、できるだけ早くマーケティングメールを配信し、開封するかしないかの判断を行うのがおすすめです。

結論:HubSpot Starterプランでは定期的なマーケティングコンタクトの管理が重要

HubSpot Starterプランは低価格で高機能なCRMで、ひとり法人や中小企業にとって魅力的なプラットホームです。スモールビジネスでは1000件の「効果的な」マーケティングコンタクトがあれば十分ビジネスになるでしょう。

一方で見込み客にならない層までマーケティングコンタクトとして管理していると、いつの間にか追加料金が発生することにもつながります。

定期的なマーケティングコンタクトの管理はコストをおさえるだけでなく、コンタクトのステータスを確認するよい機会です。月に1回など定期的な管理によって「効果的な」マーケティングコンタクトだけを残すように意識しましょう。

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