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【ひとり法人のDX】ClaudeとGeminiの2大AIを使いこなし、実務を自動化して経営に集中する方法

【30秒でわかる本記事のまとめ】

  • 得意分野が違う2人のAI(GeminiとClaude)を「部下」としてチーム化する
  • 最新情報の調査と下書きはGemini、ツール連携や仕上げの実務はClaudeに任せる
  • Googleドキュメントへの出力を「引継書」にすることで、AIの利用制限を防ぎつつ安価に効率化できる
TMRってどんな会社なの?代表はどんな人なの? → よかったらこちらも参照ください

はじめに:あなたは「作業員」ですか? それとも「CEO」ですか?

「毎日やるべきことに追われて、新しい企画を考える時間がない……」
「IT化、DXと言われても、結局自分が動かないと何も進まない……」

従業員1〜20名規模の経営者や個人事業主の方から、こうした切実な声をよく伺います。僕自身も「ひとり法人」を運営して、営業から実務、情報発信まで全てをひとりでこなす大変さは身に染みて分かります。

でも実は今、僕には2人の優秀な「AIの部下」がいます。 彼らとチームを組むようになってから、仕事のスピードが劇的に上がりました。今回は、僕が実際に運用している「AI使い分け術」を赤裸々に公開します。

 

解決策:2つのAIを使い分ける

Gemini:情報収集と下書きのプロ(企画担当)

1人目の部下は、GoogleのAI「Gemini」です。

彼はとにかく「耳が早い」のが特徴。ネット上の最新ニュースや業界トレンドを拾ってくるのが得意なので、僕は主に調査と企画を任せています。

  • 主な役割:毎朝の業界ニュースの収集、ブログ記事の構成案作り、新規事業のアイデア出し。
  • 得意技:調べた内容をもとにそのまま「コンテンツ下書き」や「企画書」を出力すること。

毎朝、集めてきた記事を元にGeminiには、ビジネスの種(新サービスメニューの開発、講座作り)やコンテンツ制作(ブログやウェビナー)の提案もしてもらいます。粗削りですが、毎朝新規事業への提案が届く環境です。

僕はその中から、これは現実的かな?と思うものを選ぶだけ。ビジネスの種ならばGoogleドキュメントへ「企画書」として出力させます。ブログ記事程度ならば、そのまま下書きを作らせてしまいます。

「いきなり真っ白な画面からブログを書く」のは手間ですが、Geminiに「最近のDXトレンドを調べて、SEO/AIOを意識したブログの下書きを作って」と頼むだけで、僕の仕事は「白紙」からではなく「70点の原稿」からスタートできます。おかげでブログ作成のハードルは著しく下がっています。

Claude:SaaS連携と仕上げのスペシャリスト(業務担当)

2人目の部下は、AnthropicのAI「Claude」。非常に丁寧で、かつ高度な実務能力を持つ、僕の右腕です。

Claudeの便利なところは、僕が使っているHubSpotやGoogle Workspace(GWS)などのSaaSツールと直接つながって動ける点です。

  • 主な役割:毎朝のTo Do整理、メール文面の作成、資料(スライドやCanva)の下書き。
  • 得意技:HubSpot、メール、Slackなどを確認して「今週の商談進捗」を報告したり、次にやるべきアクションを提案したりすること。

まるで僕の横に座っている秘書のように、「社長、今日はこの商談対応が重要です」と整理してくれる。この安心感は、ひとり法人には欠かせません。

ここが重要!:①なぜ2人を使い分けるのか?

「AIはひとつで十分じゃないの?」と思われるかもしれません。でも、ここには「コストと効率」という現実的な理由があります。

実は、優秀なClaudeは「話しすぎると疲れてしまう(利用制限がかかる)」という弱点があります。有料(Pro)プランでも、長文を何度もやり取りすると、すぐにその日の上限に達して仕事が止まってしまうんです。

もちろんClaudeの契約を上位プラン(Max)にすれば利用制限も増えるのですが、やはり毎月のランニングコストは抑えたいもの。そこで僕が編み出したのが、この「バトンタッチ戦術」です。

ポイントは、アイデアの整理(日々のチャット壁打ち)はGeminiを活用し、ClaudeをSaaSツールと連携した実務に集中させる、という使い分け。そのためにはGeminiとClaudeの間で情報の引き継ぎが必要です。

  1. Gemini(企画担当)に、大量の情報収集と粗削りなドラフト作成を任せる。
  2. Geminiが作った原稿をGoogleドキュメント(引継書)として出力する。
  3. その引継書をClaude(業務担当)に渡し、プランの磨き上げやSaaSツールでの実行を進める。
  4. 最終的なアウトプットを取捨し、効果的な行動を選択する。

こうすることで、AIの利用コストを抑えながら、最大のパフォーマンスを引き出しています。

ここが重要!:②SaaSであらかじめ情報を正規化しておく

「SaaS is Dead(SaaSは死んだ)」という言葉もあります。デジヒロでも「『SaaS is Deadの本当の意味とは? AI時代に小規模企業が『freee×HubSpot』を入れるべき本質的な理由」という記事でその誤解へ回答しています。

AI時代でもSaaSは重要です。むしろSaaS活用がAIエージェントの効果を高めるための基礎だと考えてください。僕の業務はフルSaaSです。日常業務はGWS、営業活動はHubSpot、会計はfreee、対話はSlack、プロジェクト管理はAsana。これらはいずれもClaudeと連携できるツールです。

SaaSのメリットは情報(データ)と手順(プロセス)が正規化されていること。「この情報は案件Aの対応履歴だ」「案件Aはメール、Slackでこんな対話をしている」など、情報が正規化されていることで、AIがより効果的に分析や実務を進めることができます。

ローカル(デスクトップなど)に散らかっているExcelやPowerPointファイルをベースにするのと、正規化された情報をベースにするのではAIの回答品質も大きく変わってきますよ。

結論:あなたは「AIチーム」のCEOになれる

今の僕は、ひとりで作業をこなす作業員ではありません。 「企画担当のGemini」と「実務担当のClaude」という2人の部下を指揮する、本当の意味でのCEOのような感覚で仕事をしています。

特にClaudeに代表されるAIエージェントはこれまでのチャット型AIとは異なり「実務」を進めてくれます。これはリソースに限りがある小規模事業者には大きなメリットとなるでしょう。MCP連携という方法で、AIがSaaSのAPIを直接叩いて連携するので人間が行う作業を減らしてくれます。

これまでChatGPTやGeminiに「質問」するだけだった人は、ぜひこの機会にClaudeによるSaaS連携を試してもらいたと思います。

一方で、確かにAIエージェントは便利ですが、あれもこれも有料プランを契約していてはコストばかり膨らんでしまいます。そこで、AIを使い分けます。チャットで済む調べ物などはGemini。「実務」を伴う作業だけをClaudeに任せる。2つのAIはGoogleドキュメントを経由して「引き継ぎ」できるようにする。

このちょっとした工夫で、コストを抑えつつ、AIエージェントの価値を最大限活用することができます。

案内:中小企業のDXならTMRへご相談ください!

中小企業(特に従業員20名以下)やひとり法人でもっとも貴重なリソースは人員です。AIエージェントは人手不足を補う有力なソリューションです。ですが、単にAIを導入するのではなく、AIにとっても働きやすい環境を整えることが最初の一歩です。

「うちはどう設定すればいい?」

「具体的にどういうユースケースが効果的なの?」

そんなお悩みがあれば、ぜひご相談ください。合同会社TMRが小規模事業者の業務フローに合わせた最適なSaaS環境をご提案します。