TMR代表・玉利が公認ワーケーション・コンシェルジュに...
合同会社TMRが北杜市で初のワーケーションイベント「八ヶ岳ワーケーションDays」を開催
八ヶ岳南麓に広がる山梨県北杜市。この地で初となるワーケーションイベント「八ヶ岳ワーケーションDays」を合同会社TMRが企画・運営を行い開催しました。2024年9月5日(木)〜7日(土)、平日を含む3日間で八ヶ岳南麓での快適なワーケーション体験によって地域をまたがる交流や地域関係人口を創出しています。
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背景:ワーケーションで八ヶ岳南麓の魅力を体験してもらいたい
合同会社TMRは法人向けコンサルティング、個人向け起業支援に加え、地域関係人口創出事業を行っています。中古別荘を賃貸住宅として提供し、移住希望者への受け皿とする。地方移住、そして移住の際ネックとなる仕事と収入を解決するための地域起業の支援プログラムを提供する。そして地域体験の第一歩となるワーケーションの推進です。
ワーケーションは平日リモートワークを非日常的な環境で行います。毎日の仕事という日常活動を非日常的な環境で行うことで刺激を得るものです。単なる観光ではなく仕事という日常を通じて、働く場所・暮らす場所としての八ヶ岳南麓を体験してもらいたい。
そこで企画したのが「八ヶ岳ワーケーションDays」です。平日を中心に複数日滞在し、仕事・暮らしという目線で八ヶ岳南麓を体験します。
八ヶ岳南麓でワーケーションDaysを開催する価値
清里や小淵沢がある山梨県北杜市はもともと夏のリゾートとして人気のエリア。ですが観光客は夏の週末に集中し、平日訪れる人は限られます。そこでワーケーションによる平日の八ヶ岳南麓への誘致を考えました。空いている平日の訪問は地域事業者、参加者それぞれに価値があります。
ワーケーションDaysを企画・運営するにあたり考慮した価値は以下のものです。いずれも地域・業種を超えた交流による新たな刺激・学びを創出することを目指しました。
地域にとってのワーケーションDaysの価値
- 宿泊・飲食など観光業者に対して平日(閑散期)の集客コンテンツを提供する
- 他の地域で関係人口創出やワーケーション事業を営んでいる人との交流により知見の交換(学び)を得る
- 移住(二拠点生活)・地域起業など関係人口創出への一歩となる
参加者にとってのワーケーションDaysの価値
- 豊かな自然に囲まれた八ヶ岳南麓でリモートワークを行うことで環境からの刺激を得る
- 様々な地域からの参加者と交流することで新たな刺激・学びを得る
- 仕事という日常を体験することで働く・暮らす場所としての八ヶ岳南麓を体験できる
実施内容:初めての開催ながら全国から参加者が北杜市に集結!
今回の八ヶ岳ワーケーションDaysは北杜市で初めてのワーケーションイベントです。また民間企業単独での企画・運営(後援:日本ワーケーション協会)であり宿泊費や交通費への自治体支援などもありません。ワーケーションDays(Week)イベントは様々な地域で開催されていますが、その多くは自治体の宿泊費・交通費補助をアピールして誘致するもの。優待なしで遠い北杜市へ集客することが最大の懸念でした。
実際、価格を理由に参加をためらう人もいましたが結果としてワーケーションを楽しむ人たちが集結。首都圏からだけでなく静岡県、長野県、高知県など全国から参加者がありました。加えて北杜市や甲府市など山梨県内からの参加者もあり、地域を超えた交流が生まれました。
ここからは3日間にわたるワーケーションDaysをダイジェストで紹介します。
八ヶ岳南麓の魅力をたっぷり体験・快適な環境でしっかり仕事
まずは参加者に八ヶ岳南麓の魅力をたっぷり体験してもらいます。会場である神社の杜のワーキングプレイス8MATOは森の中にあるコワーキングスペース。緑の中の大きなテラスで仕事ができるのが魅力です。
小鳥の声や風の流れを感じながらのリモートワーク。ここでは五感が刺激される、いつもとは違う仕事を体験できます。
会場だけでなく近隣の自然や文化も体験してもらいました。吐竜の滝は清里近くにあってお手軽に訪れることができますが八ヶ岳の美しい水を身近に感じることができます。他にも富士山・南アルプス・八ヶ岳などこのエリアを囲む山を牧場から眺めて。
夜は別荘地にあるアイリッシュパブ"Bull&Bear"でギネスビールを囲んで懇親会。美味しいビールとつまみがあれば話も弾みます。
北杜市のワーケーション施設「中の人」が大集合!地域連携のきっかけにも
2日目(9/6)は八ヶ岳南麓という地域をテーマにしました。まずは八ヶ岳在住のアナリスト(じゃらんリサーチセンター:森成人さん)による地方移住やワーケーションに関する講演。ご自身の八ヶ岳移住に至る思いやワーケーショントレンドを紹介してもらいました。
ワーケーション実践者は就労人口の約7%であり、居住地近くへ出かける傾向があるとのことです。首都圏から2時間の好立地にある山梨県北杜市は特に多摩地区・神奈川在住のワーケーターに魅力的な場所といえるでしょう。
北杜市には多彩なワーケーション施設があります。今回は5つの施設を運営する「中の人」を招待して座談会を開催。それぞれの施設の特徴や八ヶ岳の魅力を語ってもらいました。
駅前にあってドロップインに便利な施設。日常を離れた環境での宿泊合宿型に便利な施設。廃校を活用し学校ならではの魅力を体験できる施設...さまざまなワーケーション需要に応える施設が北杜市にはあります。北杜市以外にも富士見町・原村など長野県の近隣エリアにも魅力的な施設が多い八ヶ岳南麓。ここをワーケーションの聖地としてもっと広めていきたいものです。
参加頂いた事業者
- 長坂コワーキングスペース(北杜市長坂町)
- ヒュッゲの森(北杜市大泉町)
- HOPE巣 コ・クリエーション(北杜市小淵沢町)
- 八ヶ岳コモンズ(北杜市高根町)
- 神社の杜のワーキングプレイス8MATO(北杜市大泉町)
参加者の熱い思いをカジュアルに聞く!地域を超えた交流も広がった
ワーケーションDaysでは参加者同士の交流創出も目指しました。2日目(9/6)は夕方からBBQ<会を開催し、積極的な交流を創出します。LTとはライトニングトークの略、短時間のプレゼンを複数人が行うものです。
今回は北杜市で事業を営む人、他地域で地域活性化事業を営む人、年間100日以上ワーケーションを行っている人など多彩な登壇者がそれぞれの熱い思いを短く語ってもらいました。プレゼンの合間に会話も生まれ、異なる地域の事例も知ることができるなど「交流が生む刺激・価値」を実感できる機会となりました。
3日目(9/7)は八ヶ岳南麓への移住や地域起業を目指す人との交流セミナーを開催。セミナー後のランチ会では個別相談も行いました。すでに合同会社TMRが運営する八ヶ岳移住・起業を目指す体験・交流プログラム「ヤツクル」会員から10名近い移住者(二拠点生活者を含む)が生まれています。今回も八ヶ岳に別荘を持つ人や移住希望者が積極的に会話、交流を進めました。
セミナーのアーカイブ動画をご覧になるには
八ヶ岳で移住・起業を目指す体験・交流プログラム「ヤツクル」または田舎でのんびり起業を目指すビジネスコミュニティ・プログラム「ヤツビジ」の会員は今回のワーケーションDaysでのセミナーをアーカイブ動画で視聴できます。(BBQ<会のプレゼンは配信していません)
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今後の展望:八ヶ岳南麓を交流・ワーケーションの聖地にしたい
平日ながらのべ30名近い参加者が集まった八ヶ岳ワーケーションDays。1つの施設ではこれ以上の集客はむしろキャパシティオーバーとなります。(実際今回も2日目は駐車場がいっぱいになりました)
今後は北杜市にある多彩なワーケーション施設を回遊する仕組みも考えています。特徴のある複数施設がそれぞれのアジェンダでミニイベントを開催することで、より広いワーケーターへ八ヶ岳南麓の魅力を発信していくことができるでしょう。
また、二次交通の課題も明らかになりました。八ヶ岳南麓は電車やバスなどの公共交通機関が脆弱で自家用車に頼らざるを得ません。日によりメインとなる会場を分ける、タクシー手配を容易にする、など、工夫しながら段階的に発展させていく必要がありそうです。
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