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安価なウェビナー配信をStreamYard+YouTube Liveで構築する
ウェビナーは全国どこからでも参加できるので便利ですよね。参加者に直接訴えることができるのでクロージングに近い営業活動としても効果的です。ツールとしてZoomウェビナーが人気ですが高額なため個人事業主やひとり法人ではちょっと手を出しにくいもの。そこで今回はStreamYard+YouTube Liveで安価にウェビナー配信する方法を紹介します。
TMRってどんな会社なの?代表はどんな人なの? → よかったらこちらも参照ください
TMRはヤツクルという会員プログラムを運営しています。これは八ヶ岳への移住・八ヶ岳での起業を考えている人向けの体験・交流プログラムです。主な登録者は八ヶ岳移住を希望する都市部在住者と八ヶ岳で実際に暮らして事業を営んでいる人たちです。
定期的に移住セミナー、地域起業セミナーをウェビナー開催していて過去の開催分もアーカイブとして会員サイトから共有しています。このウェビナーはクロージング(意思決定)向けではなく、主に関心・興味の醸成に用いています。売上に直結する活動ではないのでできるだけ安価に運営したいものです。
そこで今回は安価にウェビナーを運営しつつ、会員の関心・興味のステージを高めていく方法について紹介します。
ウェビナーやSNSライブで集客する場合の課題
課題①:Zoom会議を利用すると視聴者も映り込んでしまう
ビジネス系のセミナーではZoomなどのビデオ会議を使うケースが多いですよね。ですがZoomやGoogle Meetなどの場合、視聴者も画面に映り込んでしまいます。会議やワークショップのようにお互いの顔を見ながら進める場合はいいのですがウェビナー配信では逆に視聴者が映り込むのは避けたいですよね。
特にアーカイブ配信する場合では視聴者の顔や名前がわからないように加工するなど配慮も必要です。これらを考えると、ウェビナー配信では登壇者とスライドだけを表示して参加者からはチャットだけでコミュニケーションできるようにしたいですよね。
課題②:Zoomウェビナーは便利だが高額な費用がかかる
Zoomウェビナーは通常のZoom Workplace(年間21,250円)に加えて年間92,800円が必要。確かに便利な機能が多いものの配信プラットホームだけで年間11万円以上の固定費がかかるのはちょっと辛いですよね。
起業初期は売上も限られますし固定費はできるだけ抑えたいもの。Zoomウェビナーの機能は魅力的ですが起業初期は低コストで利用できるツールを選ぶ方が賢明です。
課題③:SNSライブは認知活動向けで営業活動が難しい
安価にウェビナーを行うにはSNSライブという方法もあります。個人事業主などではInstagram、X、FacebookなどSNSライブを活用している人も多くいますね。無料ですぐに始められるのもSNSライブの魅力です。
一方でSNSライブだけでクロージングまで持っていくのは難しいものです。SNSライブは登録なしで気軽に参加できるため「一見さん」の参加も多く、文脈を積み上げた深く狭い話には向いていないからです。あくまでもメルマガ登録や本命ウェビナー登録へ繋げる認知活動向けのツールと考えましょう。
提案:事前登録制として限定配信YouTubeライブを利用する
事前登録とすることでコンタクト情報を収集できる
TMRが運営するヤツクルセミナーは会員限定。そして参加者希望者はウェビナー開催ごとに事前登録してもらっています。会員限定とすることで会員登録時にコンタクト情報(メールアドレス)を収集できます。そして開催ごとに事前登録とすることで、個別にどの内容のウェビナーに参加していたか、という履歴を収集することができます。
Aという内容に継続的に参加している人にはAに関するオファーを。Bという内容に複数回参加している人にはBに関するオファーを。登録者の興味に沿ってパーソナライズすることで、より効果的なオファーを行うことができます。
事前登録にはHubSpotのようなCRMやホームページ上のフォームを利用します。フォーム送信(登録)者へ自動送信メールを設定し、その中に限定配信URLを記載すれば簡単です。
限定配信YouTube Liveなら視聴者の顔も映らず、チャット質問も可能
YouTube Liveでは限定配信という設定が可能です。これによりYouTubeやGoogleで検索しても表示されず、URLを共有した人だけがアクセスできるようになります。会員限定配信や登録者のみに視聴させたいならば限定配信を利用しましょう。
YouTube LiveはZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議システムと異なり視聴者の顔は映りません。また視聴者が発言することもできません。ビデオ会議システムを利用したウェビナーでは視聴者がミュートせず周囲のノイズを拾ってしまうことがありますがYouTube Liveならばその心配もないのです。
また視聴者はコメント機能を用いてチャットのように質問することも可能です。リアルタイムで質問を受け付けることで臨場感あるウェビナー運営を演出できます。
注意:YouTubeは規約上に有料配信はできない
YouTubeは規約上有料配信はできません。ヤツクルは登録無料のプログラムであり、セミナー参加も無料です。そのためYouTubeの限定公開動画としてライブやアーカイブで配信しています。
有料会員限定で配信したい、もしくはオンライン講座など有料コンテンツの配信を行う場合はVimeoなどYouTube以外のツールが必要です(詳しくはこちらの記事を参照ください)。
提案:YouTube LiveはStreamYardで配信するのが便利
動画配信ツールであるStreamYardにはさまざまな便利な機能があります。特にウェビナーのように登壇者とスライドの組み合わせに便利です。ここではYouTube Liveを利用してウェビナー配信するのに便利な機能をいくつか紹介します。
テレビ番組のようなオーバーレイやレイアウトを簡単に作れる
StreamYardではテレビ番組のようなオーバーレイを簡単に作ることができます。よくニュース番組で「Breaking News!」とか「現地より中継」といったオーバーレイがありますよね。ちょっとしたテロップのような感じのアレです。
例えば企業ロゴを端にオーバーレイさせたり、セミナータイトルをオーバーレイさせたり。ちょっとした工夫でプロっぽく見えるのでおすすめです。オーバーレイはデフォルトでいくつか用意されていますがCanvaなどを使えば独自のものも簡単に作れます(独自オーバーレイには有料プランの契約が必要です)。
またスライドと登壇者の大きさも画一的ではなく途中で切り替えることができます。普段は登壇者の顔を大きく表示し、文字が多いスライドの場合は登壇者を小さくする、といった切り替えも1クリックでできます。
この1クリックで、というのがポイントです。起業初期は配信スタッフなんて雇えませんからひとりで配信するわけです。そのためにも簡単な操作でサイズを変更できるのは便利ですよ。
StreamYardは複数SNS同時配信や録画収録もできる
実はStreamYardで配信できるのはYouTubeだけではありません。Facebook、Instagramにもライブ配信が可能です。これをうまく使えばYouTube、Facebook、Instagramで同時配信ということも可能です。
ライブ配信だけでなくオンライン講座などの録画収録にも使えます。録画した後、ページ切り替えや咳き込んだりしたところをカットするのも簡単です。
カットなどの編集はYouTube上でもMacのiMovieでもできますがStreamYardは操作が軽くサクサクできるのが魅力です。シーン切替に演出をつけたりはできませんが単純なカットだけならすごく便利な編集ツールです。
StreamYardは複数登壇者の配信も可能
ウェビナーの場合、複数の登壇者による座談会形式で行いたい場合もありますよね。StreamYardでは複数登壇者による配信も可能です。登壇者として招待するリンクを共有するだけなので操作も簡単です。もちろん遠隔地にいる登壇者も招待できます。
これをうまく使えばテレビニュースの多元中継(スタジオからの映像と現地の映像を同時に表示する)のような演出も可能です。
結論:ウェビナーを安価に配信するならStreamYard+YouTube Liveがおすすめ
ウェビナー配信といえばZoomウェビナーだと決め込んでいる人も多いことでしょう。もしくは通常のZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議システムで代用したりSNSライブを利用している人もいると思います。
ですがYouTube Liveを利用すれば無料でウェビナー配信ができます。起業初期など少しでもコストを抑えたい時には有益な選択肢となるでしょう。またStreamYardを組み合わせることで無味乾燥なレイアウトではなくテレビ番組のような凝ったオーバーレイもできるのであなただけのブランドイメージも作りやすくなります。
特典:StreamYardをお得に手に入れることができます
合同会社TMRはStreamYardの紹介パートナー制度に参加しています。そのためこちらのリンクから特典価格で購入できます。ベーシックプランなら年間$240(月額$20)のところ、初年度$10お得に。StreamYardを購入するならぜひこちらを活用ください。
営業・マーケティングの自動化で少人数で効率的なビジネスを
中小企業(特に従業員20名以下)やひとり法人でもっとも貴重なリソースは人員です。そのなかでも製造や開発に関わらない営業・事務はできるだけ効率化したいもの。インバウンドマーケティングを活用することで営業とマーケティングを一体化させ、限られた人数でも効率的な営業活動が可能になります。
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